この日 わたし達はあるキャンプ場に向かっていたんだ。
すっごくね わくわくしながらね。
方向は旭川。
何故か旭川に向かう時には道順がわからなくなるんだ。
高速使って行けばすぐなのに 我が家は高速があまり好きくない。
貧乏人だからとは悔しいから言わない!笑
まわりの風景とか 途中に見つけるお店とか そういうのを見逃したくないのだ!
とはいえ この日は夜に出発!
まわりの風景なんかよく見えないっちゅーの。
わたしはゴローにすすめられるままに 助手席でおビールをありがたくいただいていた。
そしたら 急に道の分岐点があったりしてさ。
そういう時 不意打ちのように
「これ どっち?!」
って聞かれるのだ!
こっちは呑気に酔っぱらってるわけで ナビなんか見てないわけで。
しかもそういう時に限ってスマホがフリーズして動かなくってさ
分岐点(しかも後戻りできないような感じ・・・)をどうやら違う方に行ってしまったらしく
何故か わたしのせい みたいな空気に・・・
何とか軌道修正して 金曜日のこの日は「21世紀の森」にて1泊。
翌朝 いてもたってもいられず早朝に出発!
目指すは・・・白滝高原キャンプ場!
はやる気持ちを抑えつつ ついに到着♪
遠かった~・・・ホントに遠かった~!
ゴロー大好き焚き火し放題の天国キャンプだよ~
・・・・・って あれ?
管理人さんらしき方お二人が入り口で通せんぼしてるけど・・・。
ここってお出迎えサービスしてたっけ?(;´∀`)
そしたら二人して “バツ” と大きく腕で書いた。・・・
ドリカムか?
「ダメダメ~!今日まで閉鎖してっから!」
だって。どうしてか尋ねると
「熊 出たんですよ~」
え~~~~~~~~~~っ(´Д⊂ヽ???!!!
はるばるここまで来たんですけど
ゴローが「自己責任でもダメですよね~」と ダメだと分かってても聞いていたw
気持ちはわかるが わたしもまだ死にたくない。
でもここで帰るわけにもいかず。
キャンピングガイドを広げて計画の練り直しをするわたし達。
そしたら気になるキャンプ場を発見したのだ。
早速そこへ向かう。
それが・・・
でもなんと この日がオープン日!
ぎりっぎりだったんだ。
しかもまだインの時間まで少し早かった。オープン日でまだ受付の準備も出来ていなくてバタバタしてたしね。
住所とか書くのに貸してくれたボールペンは 多分前年使ってたやつらしく
全然インクが出なかったな。
どっちにしても 大変申し訳なかったね。
オートとフリーがあって うちはよくわからなくってフリーにしてもらったんだ。
サイトの草刈りはしてあって なかなか雰囲気のあるいいキャンプ場だなって思ったよ。
この日 とっても天気が良かったんだ。
気持ちが良すぎる青空に 1本の飛行機雲
思えば わたし達の今年の夏ってこのキャンプで最後だったのかもしれないと思う。
そんな暑い夏の真昼間から ゴローは白滝の鬱憤を晴らすかのように
薪割りに勤しむ
こんなに山盛りとなりました!
うちのサイトの近くの炊事場
簡素だけど ちゃんと使えるよ。
でもオートサイト用の炊事場はひと味違うんだ
何だかとっても綺麗だし 明らかに違うよ!
トイレは見た目 昭和チックな公園のそれっぽいんだけど
中は清潔できれい
ゴミステーションもちゃんとあるし
シャワーだって コインランドリーだってあるのも嬉しいよね。
ここにはたくさんの様々な形のバンガローが立ち並んでいたよ。
そしてオートサイトは綺麗に整備されていたんだ。
お昼はいつもの 千歳ラム工房のジンギスカン
これはこのタレが甘くて何とも美味しいから この頃こればっかりさ。
オープンしたてのキャンプ場では草刈りが盛んに行われていて
そんな草刈りによって右往左往する生き物がいた。
気付けば 本当にあちこちに。
それに完全に気がついた時 正直 気が狂うかと思ったよ。
だってさ1匹2匹の騒ぎじゃないんだもん。何十匹発見したかな・・・。
完全に周りを包囲されている!
それは これね。
きっとこの画像を見てしまったあなたも
「ギャー!キモチワルイ!」
って言ってると思うよ。
(こんな写真載せてるわたしもどうかと思うけど!)
我慢して見てると みんなすごいスピードでもこもこもこもこ
一生懸命歩いているんだ。
ここの場所に一晩お世話になるからには 絶望感に包まれたままじゃつまらない!
と Google先生に尋ねてみた。
これはヒトリガっていう蛾の幼虫で
毒は全くないらしい。名前はクマケムシ。
手に乗せても大丈夫って書いてあって 実際手の上に愛おしそうに乗せた写真もあったけど
この時はどうかしてると思ったよ。
よくよく調べてみると 「スピードケムシ」という呼び名もあるんだって。
なるほどひたすら歩き回っているからね。
このケムシはタンポポとかイタドリとかとにかくそこらの草っ原の雑草が食草だから
害虫ですらない 大きくてもこもこしているだけって書いてた。
じゃあ あの気持ち悪い毛は何のためにあるのかって思ったら 長い毛で
身を守るためってことらしい。危険を感じたら死んだフリもする。
なんかそういうの見てたら おかしなことに どんどんこのケムシが可愛く思えてきてしまった。
ちなみにこのケムシは関東以南にはいないらしく
わざわざ関西の人とか このケムシに会いに北海道にくる人もいるらしい。
で 枝に乗っけて様子を見てみた。
今まで必死に歩いていたくせに見事に動かず死んだフリをしている。
でもしばらく見ていたらそーっと首をもたげてまわりの様子をうかがって
また歩き出した!
ヤバい!本当に可愛いかも!と思ってしまったわたしは
そのフサフサの毛を あろうことか触ってみたくなってしまった。
で。本当にそっと撫でてしまったのだ!
・・・とっても柔らかくてフワフワしていた・・・。
今思うとどうかしてるよね わたしも
ゴローもそんなわたしの話を聞いて かなりドン引きしていたけれど。
だけど「毛虫やだ~!気持ち悪い~!やだ~!」ってわたしが騒ぐよりはマシだと思ったのか
毛虫について愛情深く語るわたしの話を 興味深そう(なフリだと思うけど)に聞いてた。
それから このスピードケムシに囲まれているって思っても
全然平気で過ごせたから 良かったと思っている。
似たようなやつで尾っぽやツノが出ていたり背中に縞や毛束のあるやつは
毒があるから そういうのにはやたらと触らないように!・・・さわんないか!
まぁ 芝刈り後だからたくさんいたけど 落ち着いたらもういなくなるだろうな。
そんなケムシの話を散々したあとになんだけど・・・夕食はシチューにした。
ちゃんと綺麗に手は洗ったから心配ご無用 笑
ゴローはハイボール飲んでた。
春巻きの中はウインナーと大葉とマスタード。久々に食べたら美味かった♡
結局この日は完全にわたし達の貸し切りで 何だか申し訳ないくらいの贅沢な夜だったね。
たっぷりと焚き火も楽しんだし 星空も綺麗だったし とっても静かだったし!
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翌朝もめちゃくちゃいい天気!
テントも完璧に乾燥撤収できたし いう事ナシなキャンプになった。
本来の希望のキャンプ場にはクマに邪魔されて泊まれなかったけど
お初のキャンプ場はすごく気持ちのいいステキなキャンプ場だったなぁ。
そして こっちのクマはクマでもクマ「ケムシ」は
愛嬌のある決して人を襲う事がない憎めないヤツでした☆
まどぅーーーーーーん☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ
※またあのケムシに会っても触れるかと聞かれると・・・もう触れないwww
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